<コラム#10>
アジャイル経営がもたらす組織活性化

1.アジャイルという言葉の意味

アジャイル(Agile)は、「機敏な、素早い、敏しょうな」という意味を持ちます。

「アジャイル」という言葉は、主にIT業界とりわけソフトウェア開発分野で使われて来ましたが、最近は「アジャイル思考」や「アジャイル経営」といったより広範に使われる言葉になってきています。

これは、VUCAと呼ばれる複雑で変化が激しく、見通しの効かない、予測困難な世の中であるという認識がそうさせていると考えられます。

つまり、企業が生き残っていくためにアジャイル的な思考や経営手法が必要とされているということになります。

2.アジャイル的な経営とは

  • アジャイルが持つ言葉の意味の通り、アジャイル経営においても「時代の変化に機敏に対応し、素早い事業展開を行う」ことを意味します。

    そして、アジャイル経営の実践において最も重要とされるのが、社内の組織づくりです。

    アジャイル経営を実践するためには、上意下達型の組織ではなく、従業員全員が自社の目標や課題を自分ごととして捉え、目標達成や課題解決のために自ら考えて動く「自律型組織」が必要です。

    自律型の組織をつくる上で有効なプロセスを紹介します。

    ①役職や部署、職種にとらわれず、フラットな少数精鋭のチームを目的に合わせて作る

    ②チームとして達成したい目標(ゴール)を定め、達成のための小さなゴール設定をする

    ③小さなゴールを短期間で達成する計画を立て、プロセスの見直しを定期的に行う

    ④複数のチームを並走させることで、変化に強い活性化された組織、企業を作る

  • アジャイル組織

3.アジャイル経営に有効な「スクラムチーム」

  • スクラム
  • 「スクラム」と呼ばれるチームを作ることでアジャイル経営の実践が進めやすくなります。

    スクラムとはラグビーで使われている語意と同様に、「異なる役割を持った人々が一つの目的のために力を合わせる」ことを意味しています。

    企業経営においても立場の上下関係なく意見が出しあえる「スクラムチーム」を作ることで、変化に強い活性化された組織を作り上げることができます。

    アジャイルにおける「スクラムチーム」はもともとソフトウェア開発の現場において使われるようになりましたが、企業経営においても有効な仕組みとなります。

4.スクラムチームの特徴

ソフトウェア開発におけるスクラムチームの特長は以下のようなものが挙げられ、これらはアジャイル経営において必要な自律型組織の特徴を多く含んでいます。

・全員参加型のフラットなチームである

・短期間でアウトプットを出す

・PDCAサイクルを高速且つ一定のリズム感で回す

・ステークホルダーからのフィードバックを得ながら進める

・顧客に対して高い価値を提供することを第一義とする

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