<コラム#6>
サンクスカードの上手な使い方
1.サンクスカードの狙い
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サンクスカードそれ自体の最も純粋な狙いとしては、カードという形にすることで相手にしっかりと感謝の意を伝えることにあります。
さらに企業がサンクスカードを導入する際には、下記のような効果が期待できます。
・日頃近くで接している従業員から感謝を示されることで、「見てくれている」という安心感や「分かってくれている」という信頼感が醸成される。
・感謝されることで自己承認欲求が満たされ、従業員のモチベーションが向上する。
・自身が感謝されることにより、感謝することへの意識も高まり、他人の良い行動に気付くようになる。
・感謝というポジティブなやり取りが周りで見ている従業員にも伝播し、良い企業文化の醸成につながる。
上記のような効果が継続的にもたらされることで、「業績向上」「離職防止」「エンゲージメント向上」「イノベーティブな空気作り」といった企業単位での相乗効果を生み出します。
2.応用的な使い方
サンクスカードを感謝の意思表示以外に応用することも可能です。
他者へのポジティブな感情表現手段としてサンクスカードを活用することで、より効果的な運用が望めます。
<ポジティブな感情表現例>
・何かを成し遂げた人への称賛
・苦労をした人への労い
・誕生日や結婚、出産、資格取得などへの祝福
・頑張っている人への激励
「サンクスカード」という名称にこだわることなく、感謝以外にも使える適切なネーミングを考えることでよりフィット感が生まれることもあります。
3.運用のポイント
サンクスカードの運用においてはいくつかのポイントがあります。
制度は導入よりも運用の方が困難なケースが多くあり、サンクスカードにおいては「運用が浸透しない」という課題をよく耳にします。
そこで、以下に運用浸透に有効な対策を紹介します。
◆目的や意義を伝える
日々忙しく働いている従業員に協力してもらうには、会社がどのような課題を感じていて、その課題解決のために何故サンクスカードの活用を考えたのか、という点を丁寧に説明する必要があります。
◆経営者、上長が率先してカードを贈る
経営者や上長が活用する事で、会社としての取り組みであること、カードを贈ることは良いことだという共通認識を醸成することで運用促進につながります。
◆カードの作成や受け渡しに出来るだけ手間が掛からないようにする
サンクスカードは手書きの方が温かみがありますが、運用コストが大きな負担となるケースが多くみられます。そこで、ITサービスの活用でリモートでも簡単にカードを送れる仕組みを推奨します。
◆インフルエンサーを作る
近くにいる従業員が積極的に使っている姿を見ると、周りの従業員もやってみようという気持ちを持ちやすくなります。新しいことへのチャレンジ精神や会社への帰属意識の強い従業員に積極的な利用をお願いしてみるのも効果的です。
4.気を付けるべきこと
サンクスカード運用に際して、いくつか気を付けておかなければならないことがあります。
1.焦らないこと
新しい仕組みや制度を会社に導入し運用していくには、それなりの時間が掛かります。結果を急ぐあまり、サンクスカードの活用を強要したりしては逆効果となってしまいます。
2.利用状況を常に把握しておくこと
仕組みを導入してそのまま放置というケースがありますが、これでは当然上手く運用されません。PDCAを意識して、常に状態を把握し、分析し、改善につなげていくことが重要です。
3.従業員の声を大切にすること
サンクスカードの主役は従業員です。主役である従業員がサンクスカード運用についてどのように感じているのかを常に気にしておくことが重要です。アンケートや個別ヒアリングなど方法は多岐に渡ります。
5.OH!KIMOCHIをつかって手軽にサンクスカードを贈り合いましょう
OH!KIMOCHIは日頃の感謝、称賛、労い、励ましなど、さまざまな想いをリアルタイムに贈り合えるサービスです。
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