<コラム#5>
ピアボーナス制度の活用法

1.ピアボーナス制度とは

  • 米Google社が“プロジェクト・アリストテレス“という社内プロジェクトで調査/分析を行った結果、高いパフォーマンスを発揮できるチームには「心理的安全性」が不可欠であるとの結論を導き出しました。

    この心理的安全性を高く保つための一つの方策として、ピアボーナス制度を導入しました。

    ピアボーナス制度を一言で表すなら、「従業員同士が報酬を送り合う仕組み」となります。

    参考:<コラム#2>心理的安全性とは

  • ピアボーナス制度

2.基本的な仕組み

ピアボーナス制度では、同僚に対する感謝や称賛、激励、祝福といったポジティブな動機によって報酬がやり取りされます。

報酬の額や支給方法などは導入企業の業態や文化に応じて決められますが、報酬原資は企業が用意するのが一般的です。

このため、「第三の給与」と呼ばれることもあります。

重要なポイントは、何らかのイベントが発生したタイミングでリアルタイムに同僚同士で報酬を渡し合うという点です。

1対Nになりがちな上司部下の関係ではなかなか目が届かないような活躍や貢献に対して、共に働く同僚から感謝や称賛を貰えることで自己承認欲求が満たされ、モチベーションが向上します。

内閣府調査結果

3.制度導入のポイント

  • どんな制度でも導入すれば効果が出るというものは存在しません。

    ピアボーナス制度においても同様のことが言えます。

    制度導入に当たって、おさえておくべき3つのポイントを紹介します。

    右記の3つはいずれもピアボーナス制度を運用していく上で欠かせないものになります。

    感謝や称賛を重んじるような良い企業文化を創るために制度を導入するという考え方も誤りではありませんが、その場合は制度定着まで根気強く運用を続ける覚悟が必要です。

    また、従業員同士の接点がない職場や報酬を渡しあえる環境がない場合、制度運用そのものが難しくなります。

  • <ポイント1>

    ◆感謝、称賛を重んじる文化があるか

    <ポイント2>

    ◆従業員同士が協力し合う業務形態か

    <ポイント3>

    ◆コミュニケーションが取れる職場環境か

4.運用上決めなければならないこと

制度運用に必要な決め事として、以下のような事項があります。

1.報酬原資

給与や賞与への上乗せ分として予算化する、福利厚生費を活用するなど、自社の状況にあった原資確保方法を検討しておきます。

2.報酬支給方法

現金での支給、モノでの支給の他、ITサービスの活用など、どのような形で従業員同士が報酬を渡し合うのかを決めておきます。

3.制度運用担当者

制度運用に責任をもって臨む担当者を決めておく必要があります。担当者は制度の活用状況や運用上の課題などを把握し、円滑に制度運用が為されるよう管理します。

5.OH!KIMOCHIをつかってピアボーナス制度を導入しましょう

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